当直日誌 5/21

昨夜はほとんど急患も無く、深夜3時過ぎまでQ-Bookに取り組むことが出来た。さすがに疲れたので、布団にもぐりこんで寝入ったところを、病棟から入院患者の急変で呼ばれ、さらに明け方に下口唇挫創の急性アルコール中毒患者を面倒見たりして、結局1時間ちょっとしか眠れなかった。しかし、今日の昼間も頑張ったおかげで、Q-Book Pediatrics200問を当直中に終えることが出来そうだ。やっぱり無理な計画を強引に進めていくのは結構楽しい。
今日は日曜日なので、NHK大河ドラマ功名が辻」を見た。もともと歴史小説が好きでよく読んでいたので、勿論司馬遼太郎の原作も読んだ。原作とTVではかなり印象が違う。TVでは信長や秀吉が悪役になりすぎている。時世を写して、リストラに強引な信長社長と調子のいい出世頭の秀吉部長の下で苦悶する一豊課長といった感じの演出を狙っているのだろうか?しかし、武田鉄也扮する後藤吉兵衛の台詞で非常に気に入ったフレーズがあった。
「武士も誠をもって戦わないと、けものの戦いになってしまう」
やはり品格、道徳を忘れてはならないと言うことを言いたいのだろう。
国家の品格を読んだ後だけに、印象に残った台詞だった。