2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

先週に続き今日もある片田舎の病院の当直をしている。 この辺りに病院が無いせいか、ここの当直は結構忙しい。しかも、意外に重症患者も多い。 今日も午前中より再発気胸の患者に胸腔ドレーンを留置し、心筋梗塞後の急性心不全によると思われるDICと多臓器不…

休日

1月から我が家は家内の実家に居候している。この居候生活というのは、マスオさん状態の僕にとってつらい生活であるのは当然だが、実の親と同居している家内にとってもつらいようだ。相当ストレスが溜まっているようなので、今日は一家でドライブに出てみた。…

VISA

弁護士に電話してみた。 来週中にはUSCIC(United States Citizenship and Immigration Service;H1B VISAの承認を行う組織)に意見書を提出するので、提出後は10日以内にVISAの承認の可否が分かるらしい。このペースだと最速でもVISAの承認は5月半ば、遅け…

接遇マナー

昨晩の当直も結局2時間半睡眠に終わった。さすがに疲れきって日勤の仕事に向かったが、今日の午前中の仕事は市町村の検診だった。220人ほどの受診者を医者2人で診察するのが今日の前半のお勤めだ。検診の一般診察をやった経験のあるDrになら分かっても…

当直の嵐

今夜も昨日に引き続き当直だ。さすがに週4回の当直は疲れる。疲れたといってもお勉強のため休めないのがつらい。 昨夜は、深夜に重症患者が搬送され、ほとんど眠れなかった。救急隊からの報告では、下腹部痛と不正出血とのふれこみだったが、搬送されてきた…

Step3対策始動

という訳で、早速Step 3対策を始めることにした。まずはBlueprints Clinical Cases in Medicineに取り掛かってみた。これは、Chapel Hill時代に黒幕会で最後の教材として使っていた物だ。しばらくの間、お勉強から遠ざかっていたので、勘を取り戻すために使…

今日は市内中心部の比較的中核病院と言ってよいような規模の病院の当直をしている。 軽症患者ばかりで落ち着いているが、いまいち燃えてこない。今日の一番の症例は、救急外来に痛風治療のSecond opinionを求めにきたオヤジさんだ。他の救急車が入ってくる中…

対Step3戦闘準備開始。

Konさんから早速返答が帰ってきた。Step1からStep2CK, CSと全てKonさんの情報に頼りきっていたので、やっぱり戦闘準備には黒幕会切り込み隊長の情報は欠かせない。Step3対策はUSMLE Worldを中心にやってみることにした。すでに購入済だったFirst AID,Kaplan …

VISA

VISAの申請代行を依頼している弁護士からは連絡はまだない。しかし、留学予定先の日本人のAssociate ProfessorのK籐先生からメールがあり、VISAが取れずにFellowの開始が遅れることは良くあることなので、Step3の準備を進めておくよう指示が来た。 兎に角、S…

久しぶりに帰宅した。 考えてみると先週は家で過ごしたのは7日間で15時間ほどだった。 結局、当直シリーズの締めくくりは腹壁瘢痕ヘルニア陥頓の緊急手術で終えることが出来たので満足だった。

Kaplan Step 2 CS prep course

さて、話題をUSMLEに戻してみたい。 KaplanのCourseに参加していた日本人は僕とProfessorを含め4人いた。他の2人は北海道から来た研修医とアメリカのInvestment Bankで毎日100万ドル以上をDealingすることに飽きて、カリブ海のとある島の医学校に入学し…

医師不足と救急医療

今日もとある田舎の病院の当直をしている。日本に帰ってきてからというもの、ほぼ毎週週に3回から4回の当直に入っている。当直の合間に飲み会が入ったり、大学に顔を出さなければならなかったりで、ほとんど家には帰っていない。ちなみに今日は日曜日だが…

医療ベンチャー

昨晩はVISAの問題に頭を悩ませつつも、Chapel Hill時代の友人と飲む機会があった。彼は一風変わった男で、医療情報を医者に向けてメルマガで流す会社を興している。もとは血液内科医なのだが、本業の臨床からは離れ、患者会を組織したりして「患者支援学」な…

VISAについては進展はまだ無い。ただ、調べた限りではStep3無しでもH1B VISAの取得は出来ないことも無いらしい。後は弁護士がうまくやってくれるのを祈るだけだ。

VISA

今朝事件がおきた。といっても極めて個人的な事件だが。 今朝いつものようにメールチェックをしたら、VISAを取得するために依頼していた弁護士からメールが入っていた。 この7月から米国で移植外科フェローとして働くために、H1B VISAを弁護士を通して申請し…

Step2CS

Step2CSは、いわばSimulationで、病院の外来に訪れた模擬患者を15分間で病歴聴取、一般診察、鑑別診断とそれに要する検査の説明を行い、10分間でカルテを記載するという試験だ。まがりなりにも約10年の臨床経験のある自分にとっては英語を除けば、最もとっつ…

Step 2CK

USMLEの最大の難関Step 1は何とか終えることが出来た。実際Step1がUSMLE突破に必要な労力の70%を占めるといっても異論は無いだろう。Step1を終え、ちょっとゆっくりしたいところだったが、Deadlineがひたひたと近づいてくるのを毎日実感させられていたの…

Step 1

いよいよ緒戦の日がやってきた。実際の試験は日本でもTOEFLなどで知られているPrometricという会社が代行するので、全米の比較的小さな都市でもほとんど毎日受けられる。僕の場合は自宅より車で1時間弱のRaleighというノースカロライナ州の州都で受験した。…

背水の陣

そのようにして、教授に大見得を切ってしまった手前、試験に落ちておめおめと帰国するわけには行かなくなってしまった。一時帰国よりアメリカに戻ったのが2005年の6月も半ばに差し掛かったころで、教授より許された米国滞在期間は残すところ半年を切っていた…

困った受診者。

唐突だが、現在僕は日本のとある健診施設に勤務している。 僕のいる施設は健診に特化したユニークな施設で、日本有数の規模を誇っていることは間違いないだろう。ここで、内視鏡検査とドックの結果をドック受診者に説明するという僕の目指す外科医のカタチか…

医局との対決

ようやくStep1を受験する日が視野に入ってきたころ、日本に帰国する用事があり、我が医局のボスたるF教授と話す機会があった。F教授は就任後約1年ということもあり、医局、そして我が地方国立大学付属病院にF色を浸透させ、確固たる地歩を築くべく奮闘され…

Step1 への道

勉強開始後約2週間で早くも挫折しそうになっていた。USMLEを目指す人たちのほとんどは、これぐらいで挫折していくのではないだろうか。僕の場合は、幸運にも仲間の一人がStep1にパスしたという朗報で、気合を入れなおすことが出来た。ここで、我らが勉強会…

実際の米国医師国家試験

先にも述べたが、USMLEは全部で4つの試験で構成されている。 Step 1は基礎医学のテストで、米国大学の医学生連中は在学中に受けることになっている。アメリカではマッチングというシステムがあり、評判の良い研修病院に採用されるには、このStep1の成績が良…

Interview その後

そんな感じで、Interviewは無事乗り切ったわけだが、結局いつから働くことが出来るのかわからずじまいのままだった。12月いっぱいまでで切れる研究室の契約を延長する気は無かったので、12月末の帰国までは既にカウントダウン状態になっていた。すぐに働く…

いよいよInterviewの日がやってきた。

自分の頭の中では、既に採用される事を信じて疑っていなかったので、家族を同伴してやってきた。家族を連れてきたのは、来年から住む事になる街を見せるついでにアパートもある程度絞り込むつもりだったからだ。面接当日は、遅刻してはならないと思い、予定…

途中を随分とはしょってしまったが、空白部分は後で埋めるとして、現在進行中のStepについて書いてみたい。当初の予定では、2005年10月半ばには就職先が決まってゆっくりと引越しの準備に取り掛かるつもりでいた。しかし応募したプログラム側から面接の約束…

一歩目

はじめの一歩を踏み出そうという気持ちが芽生えてきたものの、やっぱりその後の道程を考えると、どうしても二の足を踏んでしまう。そんな時に新たに知り合った友人がそっと背中を押してくれた。その友人は、僕と同様に研究留学でアメリカに来た呼吸器外科医…

はじめの一歩

僕が好きだったマンガのタイトル。 今もまだ連載は続いているのだろうか?何にしても、はじめの一歩を踏み出すと言うのは難しい。しかし、後から考えると、何故はじめの一歩を踏み出す事に躊躇していたのか忘れてしまっていることが殆んどだろう。 現在、僕…