フェロー生活も3週目が終わり、ようやく仕事にも慣れてきた。今週はドナー手術、肝移植、腎移植と盛りだくさんの週だった。どれもこれも初めてか経験の浅い手術だけに、助手をやるのも大変だ。特にここ数日はアダルトの移植チームが忙しいようで、今日から週末にかけて5件の移植があるという。さすがに手が回らないので、小児移植チームの僕にまで応援要請が来た。僕の加わる移植手術は、予定では手術に定評のある日本人アテンディングのK先生が執刀の予定だったので、5時間もあれば終わると踏んでいたのだが、蓋を開けてみると1期上のFellowのエルステ(初めての手術)になるという。案の定12時間コースになってしまった。ここ数日まともに寝ていないのでさすがに12時間手術は応えた。文字通りフラフラになりながら最後まで付き合ったが、やっぱり他人のエルステをみるのは勉強になる。最後は、そのFellowと二人で腹閉じを終え、がっちりと握手して手術を締めくくった。結局手術は朝の4時過ぎに終わり、5時過ぎに帰宅してきた。本来なら家を出る時間だが、今日は土曜日なので回診はInternの先生に任せてちょこっと寝かせてもらおうと思う。