Intern

以前にも書いたが、腎移植チームにはInternが4人いる。アメリカのトレーニングシステムは、ResidencyからFellowshipを経てAttendingとなって一人前の専門医になると言うのが一般的だ。Internというのは公式なトレーニングのポジションではない。米国Medical school出身のほとんどはInternを経ずにResidency programにApplyする。僕のようなIMG(International Medical Graduate)はなかなかResidencyには入れないので、Internとして1〜2年下積み生活を送り、その間に良い推薦状を書いてもらい、ResidencyにApplyするという方法もあるようだ。という訳で、4人いるうちのInternは全てIMGだ。見習いということで、雑用ばかりが彼らの仕事で、手技をさせてもらえる機会というのはほとんど無いが、志の高い連中なのでよく勉強している。しかし、仕事となると自分の権利を主張する事は決して忘れない。我がチームにInternは4人いるはずだが、ここ1週間彼らは交代で休暇をとったり、ResidencyのInterviewに行ったりで、病棟には1人しかいないので仕事が廻っていない。こういう非常事態では、日本人なら休みを返上して働きそうなものだが、彼らは決して休みを手放さない。そんな訳で、日本人な僕が休みを返上して働いている次第である。