Step2CS

Step2CSは、いわばSimulationで、病院の外来に訪れた模擬患者を15分間で病歴聴取、一般診察、鑑別診断とそれに要する検査の説明を行い、10分間でカルテを記載するという試験だ。まがりなりにも約10年の臨床経験のある自分にとっては英語を除けば、最もとっつきやすい試験に思われた。
既に勉強会メンバーではKonさんがこの試験を受けており、いろいろと情報が入っていたので、あまり不安には思っていなかった。この試験の対策は模擬患者との間に想定される問答をひたすら暗唱してしまえば間違いなさそうだ。
この試験の準備は、なんと言ってもKaplanの講習を受けるに限る。ちょっと値は張るが、Kaplanの5日間コース($2500ぐらいだったような気がする)をきちんとこなせれば合格は難しくは無いだろう。しかし、講習をきちんと消化するにはある程度予習しておいたほうがいいだろう。勉強会仲間のProfessor I川さんと二人で参加する事にして9月中旬の講習会に申し込んだ。Step2CK受験からKaplanの講習会までは3週間は空いていなかったと思うが、何しろ1月からほぼ毎日3時間睡眠が続いていたので、結局Kaplan講習会の予習はほとんどはかどらずに呆けた状態で講習に臨んでしまった。
Kaplanの講習会場はNYの隣のNJのとある小さな町だった。講習会の出席者は、40人ぐらいだったと思うが、全員が外国人(米国人から見た外国人)で、インド人がクラスの最大勢力だった。そんな中、日本人の出席者は4人とインド、中国に次ぐ規模だった。