雑感−日本の医療現場から

最後の産業医

昨日は最後の産業医のバイトだった。 前回の面談でドクターストップをかけた人も、2日ほど会社を休んだだけで元気に復職していた。午前中は後任の先生への引継ぎの意味も含めて、重症(要注意症状を持った人という意味)の社員の面談を2人で行い、後半は2…

産業医の診察室編

僕が産業医としてバイトしている会社は、老舗のIT関連企業だ。歴史がある分最新の技術から陳腐化してしまった技術まで一揃い持っている。陳腐化してしまった部門は、採算性が悪くなってくるので、会社としてはリストラが必要になってくる。 今日の産業医面談…

今日は市内の中核病院の当直だ。当番日なので急患の数は結構多い。この病院での前回の当直では、20台女性の性器出血によるショック患者で苦い思いをしたことを以前に書いたと思う。結局、その患者は膣壁損傷による出血だったようだ。しかし、何をやったら血…

医局ヒエラルキーの終焉とチェンジリーダーの条件

今日はタニマチT橋先生のクリニックで一日バイトの後、大学時代の同級生で呼吸器内科医のY家と医局の後輩のT橋と飲みに出掛けた。Y家は学生時代からクールな男で、大学卒業後も仲良くさせてもらっている。T橋は生来調子の良い男で、憎めない男だ。 そんな二…

今日は市内中心部の比較的中核病院と言ってよいような規模の病院の当直をしている。 軽症患者ばかりで落ち着いているが、いまいち燃えてこない。今日の一番の症例は、救急外来に痛風治療のSecond opinionを求めにきたオヤジさんだ。他の救急車が入ってくる中…

医師不足と救急医療

今日もとある田舎の病院の当直をしている。日本に帰ってきてからというもの、ほぼ毎週週に3回から4回の当直に入っている。当直の合間に飲み会が入ったり、大学に顔を出さなければならなかったりで、ほとんど家には帰っていない。ちなみに今日は日曜日だが…

困った受診者。

唐突だが、現在僕は日本のとある健診施設に勤務している。 僕のいる施設は健診に特化したユニークな施設で、日本有数の規模を誇っていることは間違いないだろう。ここで、内視鏡検査とドックの結果をドック受診者に説明するという僕の目指す外科医のカタチか…