モートル

以前研修させていただいていた歴史の古い病院では、モートルという古い外科の習慣が今も残っていた。モートルというのは、研修医が初めての手術を経験させてもらったときに指導医の先生や同僚にお礼の意味を含めて一席設けると言うものだ。その病院では研修医が常に10人以上いたので、研修医がエルステ(初めての手術)をやるたびにモートルをやっていたら毎日が宴会になってしまうので月に1度、大抵が市内の肉屋ですき焼きとしゃぶしゃぶを食べながらその月に執刀させてもらった症例を皆に披露するという方式をとっていた。今でもその病院ではモートルをやってるんだろうか?
先月をもって膵腎移植チームでの研修を終えたので、ここでちょこっとモートルをやってみたい。
昨年11月から今年2月末までの4ヶ月で膵腎移植7例(第1助手を含む)、腎移植40例(4例の両側腎移植、6例の腎摘出術(1例の両側腎摘を含む)、1例の右半結腸切除を経験させてもらった。付き合って下さったAttendingの先生方、ありがとうございました。